2011/06/17 - 02:45
ケンタウロスさんの経過と Twitter のお話
現在のケンタウロスさん。眼を金色にしてみました。
さて、今回は Twitter の特徴について。すでにあちこちで語りつくされてることではありますので、すでに Twitter を知り尽くしている人間なら読み飛ばしてもいいかもです。
Twitter の特徴は何と言っても「いま」を伝えることに特化していることと、「ゆるいつながり」を作れる点です。その特徴を決定づけているのが1度の発言で140字以内という文字数の制限と、フォローする/フォローされるというシステム。
あるユーザーをフォローすれば、そのユーザーのツイート(つぶやき)が自分のタイムライン(TL)に表示されるようになるわけですが、おそらく10人や20人程度のフォロー数ではかなり退屈な TL になるはずです。それを解決するにはフォローをもっと増やすこと。100人もフォローすれば流れてくる話題も増えて活気のある TL を作ることができるはずです。人によってはもっと多くをフォローできるでしょう。
そうなると、ツイートはどんどん流れていきます。フォロー数を増やしていくと、ある時点でツイートは追いきれなくなります。しかし、それでいいのです。ツイートは追うものではなく流すもの。だからこそ「いま」を伝えることに特化されるわけです。「なう」が流行ったのはそうした背景ゆえですね。
そのため、例えば「夕食にはカレーを食べた」といった、ブログに載せるには中身のなさすぎる話でも Twitter ならば流せます。ブログにこんなくだらない短文をどんどん載せていっても読む方は辛いでしょうが、Twitter ではそれができます。その特性からチャットとして使うこともできるわけです。
そして先述の理由から、mixi などと違って「ゆるいつながり」を作ることができます。「ゆるいつながり」なので気軽にフォローを増やせます。それゆえに一度に情報を受け取れる相手の数は Twitter の方がずっと多いでしょう。
とすれば、逆にブログに向いている使い方は「時間を多少経過しても鮮度の落ちにくい情報を」、「まとまった量で」記すことになりますね。
一方で Twitter の欠点は「ログを遡る」のが難しい点で、それを補完する外部サービスが多くあるのが特徴です。
140字という制限があるために連続投稿によってまとまった文章を小分けにして投稿するユーザーがしばしばいます。まとまった文章とはつまり、もともとブログに向いた文章ですね。しかし、「本来、まとまった文章として書かれるべきもの」が小分けになって投稿されるとどうなるか。特にフォロー数の多いフォロワーからすれば、連続投稿が他のツイートに紛れたり押し流されたりして、読みづらいものになったりします。
そのため、連続投稿するならば後でそれをブログにまとめる、もしくは後述の Togetter でまとめるという配慮があるのが望ましいでしょう。
また、ある話題について多くのユーザー間で交わされた興味深い会話を他のユーザーと共有したいこともあります。面白いツイート群であればそれだけでコンテンツになり得ます。
そこで、任意のツイートをまとめて、ログ形式にする Togetter がそうした問題を補完するサービスとして役立てられています。
また、自分のツイートのログを取ることができる Twilog というものもあり、これを使うと自分や他のユーザーのツイートを検索したり、「1年前の今日は何をツイートしていたのか」ということを知ることもできます。「1日の平均つぶやき数」を知ることもできるので、自分の「Twitter 廃人度」を把握するのも一興。
そういえば、Twitter が普及してから各種ブログサービスのユーザーの更新頻度は低下したのではないかと想像したりするのですが、どこかで統計とってないんでしょうか。