2009/05/03 - 21:37
人に PC を教えるそのとき
初心者に PC を教えるときは、可能ならば相手をよく選んだほうがいい…ということは最近私が学んだこと。
私の祖父がワープロソフトを使いたいというので自分が使っていたお古の PC をあげたのはいいですが、一緒に住んでいないものだから大変なことになると後で思い知りました。
何しろ基本的な使い方を教えるのはもちろん、PC がトラブルを起こすともう大変です。 メールや何かで解決方法を伝えられればいいですが、相手が言葉を知らないとこれもまた大変です。 「デスクトップ」 とか 「メニューバー」 の意味を解しない相手と PC のことで会話することを想像したことがあるでしょうか。
相手が自分で調べたり勉強したりできるような人間だといいんですが、何しろ70過ぎのご老体です。 教えてもらうのが大変だからと自分で本を買って勉強するとか、そんな投資すらなかなかやりません。 インターネット環境の導入など言わずもがな (本人にそのつもりがあっても、一人で使わせるのは心配だ…)。 すべてのお年寄りがそうだとは申しませんが、少なくとも私の祖父に関してはこういった感じです。
相手が悪いと、ヘタをすれば 「無料の PC 屋」 扱い。 仕事だったら仕方ないですが、他人の PC の管理がこれほど面倒なものとは('A`)。 最低限の維持管理は自分でできるような人間以外には金輪際 PC を勧めまいと誓った次第です。 何というか、教えるほうも教えられるほうも、その人となりが問われますね(笑)。
最大の罪は、消費者をして PC を単なる家電と勘違いせしめた者たちにあるのかも知れない。というのは自分の知人と一致した見解。 まぁ消費者を勘違いさせないと売り上げも伸びないでしょうし、PC もここまで安くなってなかったでしょうから、複雑な気分ですね、まったく。