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今日はとあるブログの話題から。
イラストの料金とは
http://flat.kahoku.co.jp/u/sakuma-drops/4FtgDqYvjMUQ70mazEZk/
つまるところ「イラストの制作は安く見られがちだ」という問題なのですが、これはイラストに対する理解の問題であるとともに経済と社会保障の問題でもあるのではないかと私は見ています。
実際にイラストは社会的には「その程度の価値」ということであり、それならイラストレーターをやめてもっと生産性の高い仕事に就いてもらうほうが、本人にとっても社会にとっても利益があるはずだというわけです。
イラストで相応の報酬をもらうには「代替不可能性」という付加価値をつけて売ることでしょうが、実際のところそんな部分にそんなに需要があるとは思われません。それを見極めることが仕事人には必要ということでしょう。
「イラストレーターをやめてもっと生産性の高い仕事に就いてもらう」ことができないのはどうしてかといえば、日本では「失業」が必要以上に忌避されているからではなかろうかと思います。この部分が日本の低い労働生産性につながってる可能性はないでしょうか。
日本の低い労働生産性については以下のブログ記事でよくまとめられています。
日本人はなぜ仕事の効率が悪いのか?海外と比較して解決策を探す。 http://enjoy-work.raindrop.jp/archives/415
ここまで、私は「もっとカジュアルに失業できるようにしてはどうか」という視点で書いてみました。以下は Twitter に見る別の意見。
協会とか組合みたいなものを作って規格に応じた報酬相場みたいなものを打ち出すべきflat.kahoku.co.jp/u/sakuma-drops…
— 白狼.椛さん (@tenshi41) 2013年3月18日
@urushizawa_t 要するに、ブラック会社の存在は社会保障上の問題ですが、労組的なものを一切作ってこなかった、現状作る気もないこの業界で、現実として生きていくには、誰かが労組を作ってくれるのを待つより、資本主義の歯車にならない道を自分で創っていくのがまず現実的な先決問題…
— 大辺璃 紗季 3/17 SHT ミク04さん (@Saki_Ohenri) 2013年3月18日
確かに組合なり協会は必要かもですね。個人事業から会社法人まで、枠を超えたものが必要ですから…
以下の話も今回の話題に関連してるので紹介。同じ日にこんなツイートを見るとは、すごい偶然です。
どんなに能力の高いデザイナーもクライアントの器以上の働きをすることはできない。もちろんこれはデザインに限った話じゃない。仕事をする人に対する教育より、仕事を出す人たちのための教育の方が重要だし、これから可能性があるんじゃないかと僕は思う/西村佳哲『いま、地方で生きるということ』
— Kento Hasegawaさん (@hasex) 2011年8月28日
さて、「ブログを更新するからには落描きでも何でも絵を載せねば」という呪縛に囚われてるゆえ、載っけるものが見つかって嬉々として以下に掲載する次第。本当は鬼子さんの漫画が載せられるといいのだけど、こちらももチマチマと描いてます。
ありのまま今起こったことを話すぜ! 斬りかかってくるおっさん(twitter.com/urushizawa_t/s…)を描いていたと思ったら水着姿で挑発する女の子を描いていた。現実逃避とか息抜きとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ(AA略 twitter.com/urushizawa_t/s…
— 漆沢貴之さん (@urushizawa_t) 2013年2月18日