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pixiv |
TINAMI |
PIXSYS | ピアプロ |
少し前から、新しいマシンで作業をやってます。 パーツはいくつか旧マシンのものを使いまわしてますが、おおまかなスペックは以下のとおり。
CPU | Core 2 Quad Q9450 ( 2.66GHz, FSB 1333MHz ) |
M/B | ASUS P5Q ( P45 Chipset ) |
Memory | DDR2-800 2GB (X2) |
VGA (流用) | ELSA GLADIAC 979 GS ( GeForce 7900 GS ) |
Chasis | Antec P182 |
CPU クーラーも最初にゴツいやつを買ってたのですが、M/B のコンデンサと干渉して使えなかったという罠が待っていたのでした('A`)。
そんなわけで仕方なくリテールクーラーを使ってたのですが、3DCG のレンダリングのように CPU に連続した負荷をかけると CPU 温度が 70℃ を超えてしまうという問題がありました。 ヘタをすると PC ゲームも出来ません。
ASUS は CPU クーラーも出しているのですが、ASUS の CPU クーラーの場合、同じ ASUS の M/B との対応の適否が公開されていることに気づいた次第。 これなら安心です。
ということで買ったのが Triton 77。 上の左の写真でミクと一緒に箱に乗ってるのは Core 2 Quad のリテールクーラー。 ヒートシンクが5本のヒートパイプで支えられて空中に浮かぶような構造になっていて、ヒートシンクの底部にファンがついているのが特徴。 ずいぶんと奇抜なデザインです。
つけていたリテールクーラーを外します。 左はクーラーを外した状態の CPU。 右は CPU の伝熱グリスをふき取るのに使ったパーツクリーナー (ホーザン製)。 水溶性、油脂性問わず汚れを除去でき、残留物も残さないというなかなか便利なものです。 今回はこのクリーナーをウェスにとり、CPU 表面のグリスをふき取りました。 もともとは自転車のメンテナンスのために買ったものですが、意外なところで役に立つものです (ご自分で試される場合は自己責任にてどうぞ)。 グリスをふき取ったところで、新しいグリスを塗りなおしました。
新しい CPU クーラーを取り付けた状態。 リテールクーラーと同じピン止め方式のファスナーなので、M/B をケースから出さなくても作業できます。 とはいえ、ゴツいヒートシンクのおかげで向こう側のファスナーを押しこむのは難しかったので、手の大きい人は面倒なことになるかも。
PC を起動して CPU 温度を見ます。 クーラーを交換する前は室温 30℃ においてアイドル状態で 53℃ 前後。 交換後は同じく 48℃ と大差ないように思えましたが、3DCG をレンダリングしてみると 54℃ ぐらいで安定していて、60℃ に達することはありませんでした。 前のクーラーでは発熱が増えた分を吸収しきれなかった感じですね。
ついでに、Pentium 4 のリテールクーラーと Core 2 Quad のリテールクーラーを並べてみました。 Core 2 のほうがヒートシンクが薄くなってます。 こんなので大丈夫なのでしょうか。 発熱を吸収し切れなかったのはこのせいなのかもしれません。
なお、前に使っていた Pentium 4 には Coolermaster の CPU クーラーを使っていましたが、これがなかなか性能がよかったようで、アイドル時はたいてい M/B よりも温度が低くなっていたくらいでした。 負荷をかけてもまず不安を感じることはありませんでした。
最後にケースについてコメントしてみます。 今回は Antec の P182 を使用。 ミドルタワーケースなのでかなり容積がありますが、冷却性能とかパーツを追加することを考えると、ケースは大き目がいいですね。
動作時の静粛性にも工夫があり、サイドパネルは吸音性のある樹脂製パネルをアルミのパネルでサンドイッチした構造になってます。 パネルを持ってみると、金属製パネルによくあるベコベコした音がしにくいことに気がつきます。 また、HDD はシリコングロメットを介して固定することでケースの共振を抑えるというしくみ。 3.5インチベイはケースから取り出せるようになっていて、HDD の取り付けが容易です。
ただ、米国メーカーだけあってか、細かい部分の作りに大味なところがあって、パーツのつけ外しにはちょっと不安を感じます。 ケース前面の防塵フィルタなどは、固定のための爪を折ってしまって、つけ外しに手間がかかるようになってしまいました。 前面パネルも、ケースを持ち上げるときに力を加えると外れやすいので気を使います。 こうした点を除けば静粛性・整備性も良好なのですが、ちょっともったいないですね。